これからのWebアプリ開発ではWordPressやconcrete5もプラットフォームの選択肢になるのかも

concrete5の書籍は意外と少ないのですね。CMSは、やはりWordPressとかの方がメジャーなのでしょうか。

結局のところ、Webサイトを運用し続けるためには、それを使って何らかの利益を発生させる必要があり、その利益を最大化するには、ソフトウェアなどのメンテナンスにかけるコストを最小化したいという要求につながります。そのため、利用するソフトウェアにはツールとして使いやすい、習得コストが低い、高度なことが簡単にできる、といったことが求められることになります。

利益を得やすいWebサイトを構築するには、ブログシステムというのが一時期注目を浴びて、2大巨頭としてMovable TypeとWordPressが登場したわけですが、実装プログラミング言語がPHPであり、最初からオープンソースソフトウェアとして公開されて普及してきたWordPressが最近は強くなって普及しているというイメージを持っています。

それでブログシステムだとやはり毎日の記事更新という作業に特化しているところがあって、企業サイトのようなニーズに対するCMSとしては微妙な感じがあるのですよね。そのあたりを解決するためのシステムとしてconcrete5のようなソフトウェアが人気を集めてきているのだと考えています。なかなかブレイクはしていませんが…

リアルワールドでの商売は実店舗を構えているということが重要で、そこに圧倒的な価値があることに違いはないのですが、リアルワールドとバーチャルワールドとをつなぐスマートフォンの普及率が高まってきている現在においては、お客がバーチャルワールドからもアクセスしてこれるようにWebサイトを用意しておく必要があり、コストがかかるものではあるが必要なものであるという状況にはなっています。必要性が世の中で認識されてきている中では、せっかく用意するなら、いろいろな機能を持たせたいという要求も増えてくるはずなので、ある機能だけに特化、というのでは魅力が足りなくなるかもしれません。

そういう意味では、WordPressにはプラグインも大量にあるので、好きな物を組み合わせることができ、それも魅力のひとつなわけで、普及しているのも納得ができます。ただ、自作Webアプリを開発した方がいいのかな、と思う場面もあり、その場合の選択肢として、適切なものを選ぶことができるように、concrete5のようなものも知っておきたいし、WordPressをWebアプリのプラットフォームとして利用できるようにもしておきたいし、WordPress用のプラグイン開発もできるようにしておきたい、という感じで考えています。

どれもこれもやるというのは難しいのですが、興味を持って最低限のスキルアップはしていきたいところですね。

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