チップセットのNICが見えなくなったらBIOSも確認!

Fedora18でGA-P55A-UD3R のマザーボードを使うときはネットワークデバイスドライバを用意しよう | hiro345」に関連してですが、今日はネットワークドライバの最新版が出ていたのに気がついたので、更新をしてみることにしました。これが大きな間違いでした。

前回、手動で導入して、その後DKMSでの自動化という手順を踏んだので、それと同じ手順で作業をしたのがいけなかったのだろうと考えています。DKMSでの自動化を解除してから、手動で対応するのが良かったのではないかと考えています。

それで、ネットワークドライバを手動でインストールしたときに何が起きたというと、NICデバイスをOSが認識しなくなってしまい、デバイスがないからネットワークに接続できないという状態になってしまいました。デバイスドライバがあれば、大抵自動認識するので、DKMSからネットワークドライバをアンインストールして再起動後に手動でデバイスドライバをインストールしなおしたり、udevの設定ファイルを記述してみたりと、いろいろやってみましたができませんでした。

ここでOSはFedora18を使っているのですが、考えてみると色々とカスタマイズをしていて、よくわからない環境になっているといえばなっています。まず、KVMを使えるようにしたのでブリッジネットワークデバイスを用意していたり、NetworkManagerだとブリッジネットワークの扱いに困るので無効にしてあったり、そういう意味では怪しいことをしています。

最終手段として、ifcfg-br0(ブリッジネットワーク)、ifcfg-p17p1をなしにして、BIOSで一度ネットワーク機能を無効としてOSを起動しました。それから再起動をして、BIOSでネットワーク機能を有効として起動すれば、OSが自動認識するはずです。ということでやってみたのですが、なぜかHDDを認識しなくなってCD/DVDからの起動になってしまいました。USBキーボードからBIOS画面も表示できなくなってしまったのでPS/2のキーボードをつなげてなんとかBIOS画面を表示しましたがメニューしか表示できなくなっていて各値の参照や変更ができない状態になっていて、何となくですがマザーボードが故障したようにも見えました。

クラッシュしたのかと思いましたが、とりあえず起動だけしてみようと考えて、Fedora18 LiveのCDがあったので、それで起動してみると、ネットワークは使えず、HDDは認識するという状態でした。HDDが無事であることは確認できたので、シャットダウンをして、電源コードを抜いて、大事なデータが入っているHDDを外しました。それからまた電源コードをつなげて起動をしてみたところ、HDDからの起動ができるようになりました。HDDを外したことでエラーになってメンテナンスモードとなりましたが起動自体はできるようになって一安心。外したHDDを取り付けて、再起動をしたところ、無事起動しました。

それから手動でインストールしたネットワークドライバは削除して、もともと使っていたDKMSのネットワークドライバをインストールし直して、再起動したところifconfigでp17p1のNICが見えるようになり、無事OSに認識されるようになりました。後は、ブリッジネットワークを使うようifcfg-br0, ifcfg-p17p1を設定してネットワークの再起動をしたところ、動くようになりました。

ということで、「チップセットのNICが見えなくなったらBIOSも確認」。無効にして起動して、その後有効にして起動をすればOSが再認識してくれるはずです。

これでとりあえずのところは一件落着なのですが、根本解決には至っていません。実はネットワークドライバを更新しようと考えたのは、最近マシンがハングアップすることが多くなっていて、原因はネットワークドライバにあるのではないかと疑っていたからなのですが、今回の作業を通してマザーボードがおかしいのかもしれないと思い始めています。Fedora18を使っていてカーネルも新しいのが不安定となっている原因かもしれません。起動して使っている分には大丈夫なのですが、使っていないとハングアップするようなので、そのあたりを解決するにはどうすればいいか検討してみるつもりです。電力の無駄使いが増えてしまいますが、待機状態にならないようにBIOS、OSレベルで設定しておけば大丈夫なのかもしれません。

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