WordPressをカスタマイズしよう

WordPressをカスタマイズできるようになるための参考資料はたくさんでていますね。ある程度の力がついてくるとリファレンスが欲しくなるので、そういう資料がそろそろ出てきても良さそうですが、リファレンスであればインターネット上で調べた方が最新のもの、自分のバージョンに合ったものが手に入るので、あまりニーズがないのかもしれません。

書店に山積みされていて推薦されていた「本格ビジネスサイトを作りながら学ぶ WordPressの教科書」を購入してみました。Amazon の評価では意見が割れているので、人によっては読みにくいのかもしれません。ざっと見た限りでは必要な情報は掲載されていますが、前提とされる知識がないと理解できない内容が多いようです。HTML5, CSS3, PHP について知っている人で WordPress について勉強したい人には問題ないのですが、まったくの初心者が手を出す場合は、知らない技術のリファレンス本も用意しておいた方が良いでしょう。

デザインレイアウトの具体的サンプルデザインを見ながら実践的に HTML, CSS について学びたいときは「CSS+HTML Webレイアウト 3rd すぐに使えるアートワーク (ARTWORK SAMPLE) 」が役に立つはずです。文法についてはあまり説明がないので、こちらもリファレンス本が手元にあった方がよいかもしれないですね。こういうサンプルを見ながらコードを学と、実際のWebサイトを見ながら、どうやって実装しているのか、を理解するときに、どういったところに着目して分解していけば良いのか、ということが理解できるようになります。

WordPressのテンプレートについて理解したい場合、デフォルトテンプレートが良いサンプルになります。このデフォルトテンプレートについて説明をしている書籍が「基本からしっかりわかる-WordPress-3-xカスタマイズブック」になります。ただ読み解くだけでなく、カスタマイズの例についても紹介がされているので、これでテンプレートの基本をおさえることができれば、自分のやりたいことへ応用することができるようになるでしょう。全部テンプレートを自作するということもできますが、全機能を手軽に利用することを考えるとデフォルトテンプレートを流用したいことは多いはずです。そんなときのリファレンス本として手元に置いておくと役に立ちます。

もっと高度なプラグイン開発などもしたいと考えているときは「PHPによるWordPressカスタマイズブック―3.x対応」が参考になります。DBへ直接アクセスして情報を取得する方法なども含まれているので、MySQL、SQL、RDBMSについての基本的な知識も必要になってきます。使うプログラミング言語はPHPになるので、その知識も必要です。そのあたりについて知識がない場合は、別途リファレンス本を用意しておいた方が良いでしょう。

書籍は実際の内容と目次から予想していた内容とに差があることが多いので、インターネットで書籍を購入するときには気をつける必要があります。急いでいるときは仕方ないですし、まわりの評価が高い場合はそれを信じてもいいですが、やはり実際に書店で内容を見てから、自分にあっているかどうか、目的に合うものかどうか、確認をしてから購入したいものです。

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