WordPressのデータを利用する

テンプレートの影響を受けずにデータ出力したいときがあります。つまり、WordPressのデータを単に利用したいことがあるのですが、それを実現するのは簡単です。

この場合は、次のようなPHPファイルを用意するだけで、WordPressのデータを利用できるようになります。ここでは、WordPressを /var/www/wordpress にインストールしたとしています。

<?php
error_reporting(E_ALL & -E_DEPRECATED);
define('WP_USE_THEMES', false);
require('/var/www/wordpress/wp-config.php');

header("Content-type: text/plain; charset=UTF-8");
bloginfo('name');
?>

1行目はPHPのエラーメッセージを抑制するためのものです。2,3行目が本質的に重要です。WP_USE_THEMESを適用しないようにfalseとして、wp-config.phpをrequire関数で読み込んでいます。これだけでWordPressのデータを利用できます。

header関数の行は、HTTPヘッダーの情報を指定しています。ここで指定する値は、コンテンツの内容により変更すれば良いでしょう。bloginfo関数の行は例として記載してあるだけなので、ここを自分が実行したい処理に置き換えます。

PHPファイルの置き場所により、require関数へ渡す値は変わります。独自機能のPHPですから、WordPressをインストールしたディレクトリとは別にするのが普通でしょうが、/var/www/wordpress/ へおきたいこともあるでしょう。その場合は、/var/www/wordpress/wp-config.php ではなく、wp-config.php と記述できます。

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