クラウドプラットフォーム Azure の魅力

Hello, Azure! – Azureしなの | Doorkeeper」に参加しました。大変有意義な時間を過ごすことができました。

クラウドガール
クラウディアさんがAzure日本データセンターの宣伝をYouTubeでしているらしいということで、探したところ、ありました。

Azureのもう一人のマスコットガールに安曇瑠璃さんというキャラクターがいるそうで, 長野市出身の伊藤かな恵さんが声を担当されているそうです。参加者のAzure利用者数が僅かなのに、クラウドガールを知っている人が多いのには驚きました。

当日配布されたクリアーファイル:
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ユーザーグループ
ユーザーグループとしては「Japan Windows Azure User Group」があるそうです。Windows Azure は、今は Microsoft Azure となったので、名前も合わせて直す予定のようです。最近のMicrosoftのOSSへの取り組みは進んでいるそうで、今後どうなるか楽しみです。OSSへ貢献しているエンジニアを雇った方が会社としても競争力が持てるという世界になってきている気がします。Googleにせよ、Amazonにせよ、Redhatにせよ、OSSによるサービス実装で、MSやOracleに対抗できることを示してきているのが影響しているのだと思います。

Azure使うべし
サービス実装、サービス運用に集中したいなら、インフラ周りはAzureのようなクラウドプラットフォームに任せるというのがこれからの開発では主流になるのは確かでしょう。可用性セットでほとんと停止させないサービスが実現可能なようですし、ディザスタリカバリーも対応しているそうです。もちろん、ノウハウがいくつかあるはずですが、小さな会社では対応が難しかったことが、リーズナブルなコストで利用できるようになっているので、ありがたいことです。

サービスの内容によって、PaaSでいくか、IaaSでいくか、SaaSでいくか、といった選択肢はあるでしょうから、どこをターゲットにして自社の開発リソースを集中させていくかを考える必要があります。

あと、MSN産経フォトのサービスなど、いくつかの事例紹介がありましたが、3ヶ月程度でローンチまで持っていっているので、開発期間の短期化が実現できているようです。必要な機能を必要だと思った時点で即時に導入できるということも影響してそうです。サービス間の連携がとても容易だったという発表もあったので、そういったところはMicrosoftらしいと思いました。Azureの中でなら快適に開発ができるという話ですね。ロックインされないようにしたいところですが、そのあたりは説明がありませんでした。質問をするのも忘れてしまった…

質問と回答
「AWSさんが、月額10円でレンタルサーバを始める方法とか出していますが、Azureだとどれくらいでできるか」と質問をさせていただいたところ、「カスタムドメインを使わないのなら、Webアプリなら、10サイトまでなら無料で利用できる」とのこと。無料枠はプロバイダの負担が大きいはずですが、がんばってますね。

あと、「980円のさくらVPSに対してAzureはどうか」と質問に対しては、「Azureだとビジネスサイトで欲しい機能が多いので、そういった機能を使って安定した運用をしたいときに使う。さくらVPSも良いサービスなので、あれで十分なサービスも多い」とのこと。確かに、1台で全部やってしまう構成で、アクセス数もそれほど多くないのなら、さくらVPSが良さそうです。複数台構成にして停止時間もできるだけないようにして、ということになると、Azureのようなクラウドサービスを使いたくなります。講演の中であった、インフラにどれくらい時間を割けるか、というのもポイントになるでしょうか。さくらVPSだと自分ですべてのサーバの管理をする必要が出てきますが、一方のAzureなら、例えばDBサービスを利用すれば、DBサーバの面倒はみなくても済むので、自分がカスタマイズをしたいところに関係するサーバだけ管理をすれば済みます。

情報
最新情報は「Channel 9: Videos about the people building Microsoft Products & Services」にあるそうです。クラウドデザインパターンは「Cloud Design Patterns: Prescriptive Architecture Guidance for Cloud Applications」でPDFが公開されていて無償で読めるそうです。日本語の書籍は「クラウドデザインパターン Azureを例としたクラウドアプリケーション設計の手引き」という翻訳版が出版予定だとのこと(公開時に「Kindleで購入できるそうです」と書きましたが、訂正)。英語版だとKindle本で有料のものCloud Design Patterns: Prescriptive Architecture Guidance for Cloud Applications (Microsoft patterns & practices) があるそうです。Kindle版がどうしても欲しいというのでなければ、無料で入手可能なPDF版で良いそうです。GeekLab Naganoでは、Azureもくもく会をするそうなので、長野でも盛り上がるといいですね。

以上、参加して良い勉強になりました。後は、いただいたAzure利用券で何をするかですね。

そもそもクラウドは何かということを知りたい場合は、下記の書籍とか、先行サービスであるAWSについて知った方がいいかもしれません。

もうAzureに決めているなら、下記の書籍などが参考になるかもしれません。

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