パターンもしくは定石

ストーリのある文章の書き方の一つの方法として「Scratch Line : ライトノベルの書き方 -目次-」というサイトに面白いパターンが紹介されていました。こういったものには、ピクサーの王道パターンとかもあるわけですが、パターンに沿ったストーリというのは安心して読むことができます。ストーリの中に意外で楽しめる伏線があると、面白みが高くなるのだと思います。

パターン化というといろいろあり、プログラム開発者だとデザインパターンとかの方がすぐに思いつくでしょう。他にも将棋の定石のようなものもそのうちの一つでしょう。最近、将棋の定石をiPhoneで勉強しています。書籍を読みながらコマを動かして覚えるのも良いのですが、準備がそれなりに大変です。iPhoneだと寝転びながら定石の確認をすることが手軽にできるので、眠れないときにちょっと頭の体操としてやってみると良かったりします。

iTunes App Store で見つかる iPhone、iPod touch、iPad 対応 羽生善治の将棋のお手本〜初心者からの定跡講座〜」と「iTunes App Store で見つかる iPhone、iPod touch、iPad 対応 i羽生将棋」というiPhoneアプリを購入したのですがCPU戦、対戦、定石学習といった一通りのものが入手できて合計1500円程度なので大満足しています。普通に定石本を購入するのに比べて、これだけ機能が追加されてこの値段ですからね。iPhoneを持っていて良かった。とはいえ、iPhoneがバージョンアップしたときに(5年後とか)、使えなくなってしまうこととかあるので微妙なところもありますが、それは書籍も似たようなもので5年経てば新しい内容が欲しくなるだろうから、どっこいどっこいでしょうか。なんてことを考えているわけですが、アプリのレビューを観るとこの値段は高いと言っている人がいたりして、メディアがちがうと価値判断もかわるということがわかり、世の中は不思議なものです。

話を戻して、何でも独自路線で頑張るというのは一つの方法ですが、大体のことは発明されているのでパターンなり定石というのも知った上で、新しいものを考え出せるようになりたいものです。いわゆる 修、離、破 ですね。覚えることだけに一生懸命になってしまうと新しいものは考え出せませんが、なぜこのパターンだと良いのか、なぜこれが定石となったのか、といったことを理解しながら、自分の手を追加して応用できるように意識したいと思いながら、しばらくは将棋の定石について勉強しようと思っています。

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