自分が読んだ日経ソフトウェアで振り返る2014年

2014年に読んだ日経ソフトウェア系の雑誌やムックは次の通りです。


「日経ソフトウエア 2014年 02月号」は2014年を予想していましたが、どうだったでしょう。Go、Alt JS、Scalaがブレイクということでしたが、印象としては想定範囲内程度の話題で収まっていたので、ここまで来るか、というところまではなかった気がします。でも、これらについて、ある程度使えるようになっている必要は感じますね。「今こそ読みたいプログラミング書籍100」の選定はいまひとつ自分の好みとは合いませんでしたが、参考になりました。「ゲームを作ろう!8通りの始め方」という特集にはcocos2d、Unity、Sprite Kitが紹介されていました。Unityが面白そうでしたね。

「日経ソフトウエア 2014年 09月号」はJava、C#、Objective-Cをマスターということで特集が組まれていました。面白い試みですよね。付録の「5日でC++がわかる本」はざっと読んでみましたが、これを読み終わってもC++がわかったとはいいにくいですね。スタート地点に立てたというぐらいでしょうか。「ゲームのプログラミング 基礎の基礎」では、Processing、Sprite Kit、Unityが紹介されてました。14ページもの解説ですが、読むだけならすぐで、大変参考になります。

「日経ソフトウエア 2014年 12月号」は連載10本のPDF縮刷版CD-ROMがついているのが魅力です。タブレットへ持っていって、少しずつ読むのが良いですね。「Lispの世界をのぞいてみよう」とか面白そうです(すみません、まだ読んでません)。「Python & Ruby 軽量言語を楽しもう」は、Komodo Edit が紹介されていて参考になりました。

「作って楽しむホビープログラミング入門」は、Raspberry Pi、Unity、HTML5、プチコン mk2あたりが面白そうだと思って読んでみました。ざっとしか読んでいませんが、面白かったですね。

日経ソフトウェアは全体的に入門記事が多いような気がするので、連載とかもあまり読まないですね。特集で面白そうなものがあったときに読んでいる感じです。AndroidアプリやiOSアプリが普及してきた影響か、ゲームアプリを作成したいと考えている人が多いのでしょうね。たまたま読んだ3冊中にゲームアプリの特集が2回もあったので、ちょっと驚きました。ムックの方もゲームアプリの話は出ていますから、その分野からアプリ開発をする人は増えているのでしょうね。

最近はゲームアプリもレベルが高くなってしまって、有料ゲームでは素人が入り込む余地はなくなっている気もしますが、アイデアで一発当てることとかできるのでしょうか。過去には、シンプルなゲームが爆発ヒットすることも実例としては多くあるので、可能ではあるのでしょうが、海賊版もすぐに出てくるという問題があったりするので、なかなか難しいのだろうな、という感じです。

「2015年のソフトウェアについてどうなりそうか」というのは、まだ考えてみていませんが、想像していたよりも開発環境がクラウドへ移行している気がするので、そのあたりに注目ですね。手元には20GBのSSDマシンで、ハードウェアリソースはすべてクラウドサービスを利用するというのが普通になってきそうな雰囲気はあります。自宅にPCで環境を用意するというのは古くなるのでしょう。クラウドサービス開発者は、ノートPCへコンパイラなどをインストールするといった作業はしなくなっていきそうです。そのかわり、クラウドサービスを利用するために毎月利用料を支払うというスタイルになりますね。

一方で、ArduinoやRaspberry Piのようなハードウェアを伴うソフトウェア開発をする人は従来の開発スタイルを維持する必要があり、環境を手元に用意できることに価値が出てきます。そこに投資ができて回収できないといけないので、クラウドサービスよりは少し敷居は高い分野になるでしょう。どちらで楽しむかで、お金のかけるところが変わってきますね。

個人的には、Java、Dart、Ruby、Scala、Haskell、PHP、JavaScript、Python、C、C#、Swift、VBAといったあたりを使いこなせればいいかな、と考えていますが、最近はプログラミング言語だけでなくフレームワークの知識も必要になってきているので、どうしたものだろう、という感じです。覚えたい事がたくさんあって大変ですが、2015年も楽しくいきたいものですね。

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