LVMフォーマットのディスクを利用するには

Linuxマシンのリニューアルにともない、HDDを1台入れ替えました。取り出したHDDにはLVMフォーマットのパーティションがあり、これはそのままではLinuxでmountすることができません。使い方を調べてみました。

ディスクのボリュームグループ名との衝突を確実に避けるためにはLVMフォーマットのディスクを使っていないマシンを1台用意するのが確実なようです。ただ、最近は衝突がおきないように工夫されている気がしているので、とりあえずつなげてみても大丈夫でしょう。

fdiskでディスクとパーティション一覧を表示。Linux LVとなっているデバイスはLVM

$ sudo fdisk -l 
(略)
/dev/sda2              64      243202  1953001472   8e  Linux LV
(略)

pvscanでボリュームグループ名を確認。vg_xxxxという名前であることがわかる

$ sudo pvscan
  PV /dev/sda2   VG vg_xxxx   lvm2 [1.82 TiB / 0    free]
  Total: 1 [1.82 TiB] / in use: 1 [1.82 TiB] / in no VG: 0 [0   ]

lvscanでロジカルボリューム名を確認。lvdisplayを使うと詳細がわかる。

$ sudo lvscan
  ACTIVE            '/dev/vg_xxxx/lv_root' [1.80 TiB] inherit
  ACTIVE            '/dev/vg_xxxx/lv_swap' [15.69 GiB] inherit

lvchangeでロジカルボリュームを有効にすると、システムで利用出来るようにする。yをnにすると無効になり、システムから利用できなくなる。これで/dev/mapper/vg_xxxx-lv_rootが用意される。

$ sudo lvchange --available y /dev/vg_xxxx/lv_root

mouontで有効化されたロジカルボリュームをマウントできる。次の例では/mntにマウント。

$ sudo mount /dev/mapper/vg_xxxx-lv_root /mnt

dfコマンドで確認。

$ df -k
(略)
/dev/mapper/vg_xxxx-lv_root 1906030476  698852620 1110350464  39% /mnt
(略)

使い終わったら、umount, lvchange

$ sudo umount /mnt
$ sudo lvchange --available n /dev/vg_xxxx/lv_root

Linuxについては下記書籍などが参考になります。

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