Raspberry Pi シリアル通信

Raspberry Piのセットアップをするときに、本体にモニタもLANもつけられないときがあります。そんなときは、FTDIのUSBシリアル変換ケーブルがあれば便利です。Raspberry PiのGPIOピンへつなげるので、USBシリアル変換は3.3V対応のものを使うように気をつけましょう。

例えば、秋月電子から入手できるFTDI TTL-232R-3V3 (http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-05840/)であれば、GNDの黒、TXDの橙、RXDの黄 のケーブル(黒線から順に、GND, CTS, 5V, TXD, RXD, RTS という順)をRPiでは順にGNDの6ピン(黒)、TXDの8ピン(黄)、RXDの10ピン(橙)へ接続します。TXDは相手のRXDと、RXDは相手のTXDと接続する必要があります。

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その後、PCのUSBコネクタにつなげて、ターミナルアプリから、screenで接続します。

$ screen /dev/tty.usbserial-FTGCT1MX 115200

接続しても何も表示されませんが、Enterを入力するとログイン画面が表示されるはずです。その後は普通のコンソールとして利用できます。

なお、/dev/tty.usbserial-FTGCT1MXはMacBook Proへ接続したときにUSBシリアルケーブルが認識されたときに表れるデバイスファイルです。Linuxでは別の名前になるはずですし、Windowsの場合もちょっと違うでしょうが、いずれにせよ接続先を指定してscreenなりシリアルポートに対応したターミナルで接続すればいいでしょう。「RPi Serial Connection – eLinux.org」も参考になるはずです。

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