WEB+DB PRESS Vol.66

HTML構造化、アルゴリズム、といった話が特集です。HTMLのようなマークアップ言語で構造化というのはやはり難しいと思うのですが、その理由はなんといってもライブラリ化のようなことができないからですかねぇ。XHTMLはいったいどこへ行ってしまったんだ、状態でXMLもなんだかうまくいっているんだか、いっていないんだか、よくわからない状態になてしまっているなぁ、という感じがあります。

もともとTeXとかの影響が強いような気がするのですが、文章を表現するのが本来の目的であったマークアップ言語で、表組やレイアウトが関係する部分までサポートしはじめたのが間違いのような気もするのですが、便利だから仕方ないですね。文章構造とは関係ないレイアウト情報はCSSへ持っていこうということになりましたが、結局関連づけをする部分をマークアップ言語でサポートしているあたりで、破綻している気がします。便利なのでいいですが。

といったことを思ってHTMLの限界を感じつつも、こういうHTML構造化といった記事があると、ざっと読んでしまうわけです。いまやHTMLは技術者にとっては必須ですが、Webライターにとっては必須とはいえないものなので、初心者向けの書き方とかはいらない気がしますし、こういうのは専用エディタでなんとかすればいいんじゃないか、といった気もするので、そういう方向へ進化してもらいたいものです。

関係ないことをたくさん書いてしまった… HTMLの話はブロック要素、インライン要素、といった分類をして理解すると良い、といったことが、これまで意識していなかったので、勉強になりました。いわれてみると、そういう視点は重要ですね。各要素がどういう要素かの分類を覚えているのは大変なので覚えてませんでしたが、よく使うものぐらいは覚えようと思います。他の記事もなかなか面白く読めました。あいかわらず、ざっくりとしか読めないので、細かいところまではわかりませんが、クックパッドさんとか、インフラ系とアプリ系とでエンジニアがいるみたいで、贅沢な体制でやっているんですね。インフラはアウトソーシングしたいところですが、アウトソーシングすると高くつくので、世の中うまくできているな、と思います。

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