「エンティティとはデータベース上のテーブルとマッピングされたJavaBeansのことです」という説明

あるJavaの本をちらっと読んで見たところ、気になる表現がありました。「エンティティとはデータベース上のテーブルとマッピングされたJavaBeansのことです」という説明でした。なんというのか、違和感があります。エンティティは一般用語であるので、「データベース上のテーブルとマッピングされたJavaBeans」というのは間違いではないでしょうか。まだ、「EntityBeanは、… JavaBeansのことです」という表現なら、主語と述語の関係は成立するので意味がわかります。

しかし、問題はそれだけではありません。ここでRDBのテーブルがでてくることがよくわかりません。Entityの情報を永続化するためにはRDBなどを使うことが必要で、O/Rマッパを使えばたしかにRDBのテーブルへのマッピングはされますが、OODBなどを使う場合はちがうはずです。RDBをしっている人に対して、イメージしやすいように説明する場合には、前提にそういう説明をして、「ここでは、…と思えばよいでしょう」といった表現であればわかるのですが、最初の表現では誤解を与えそうです。ということで、気になりました。

ちなみに、「エンティティとは 【entity】 – 意味/解説/説明/定義 : IT用語辞典」とか、「「エンティティ」とは:ITpro」とかにエンティティの用語解説があります。

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