「15時間でわかる Python集中講座 」をざっくり眺めてみたのですが、後半は「パーフェクトPython (PERFECT SERIES 5) 」の著者が執筆していて、脱初心者用に良い書籍のような気がします。これ、3時間ぐらいでPythonの復習として読むと勉強になりますね。3000円で飲み屋で3時間過ごすなら、これに投資するのが良いのではないかと思うぐらい。前半はまだ読んでません。
「実はよくわかってない人向けのレベルアップ指南書の位置づけ」ということなので、本当の初心者はやめた方がいいのだと思います。Pythonは少しわかっていて、Webアプリケーションを作れるようになりたいと思っているPython初心者あたりに良いのでしょうか。
Amazonのレビューを見たら、ひどいことになっていて、誤植が多いと指摘されています。サポートページ:15時間でわかる Python集中講座:|技術評論社には正誤表がありませんが…。まだ実際にプログラムの方は見てないのですが、PyCharmを使ってプログラム誤植とかあるのかなと疑問に思うところまあ、軽度なものは自分で直す良い練習だと思って読んでみればいいのかな。
それで、環境構築にあたってVMware仮想マシンを使うらしいのですが、このためだけにVMware Playerを用意するのは面倒だったので、VirtualBoxの仮想マシンで動かすことにしました。この、環境構築まわりが初心者挫折の原因になっているような気もします。みんな、Python勉強するならラズパイがいいぞ!(なぜかRaspberry Piの宣伝をしてしまう自分)
Ubuntuの64bit仮想マシンをVirtualBoxで作成し、そのときに利用する仮想ディスクにPython15h.vmwarevm/vdisk.vmdk を指定すれば、それで起動できます。vmdk形式がなんとなくいやだったので、仮想メディアマネージャーでPython15h.vmwarevm/vdisk.vmdkをコピーして、15HPython.vdi を作成し、ディスクはそちらへ切り替えました(これはしなくても動かせます)。
ネットワークカードが変わってしまうので、初めて起動したときはネットワークが使えませんが、再起動したら多分Ubuntuが自動認識して使えるようになりました。VirtualBox Guest Additionを普通にインストールしたら、画面も大きく表示できるようになりました。
サンプルコードについては、venvディレクトリにPythonの仮想環境があって、各章毎に用意されてました。これはこれで便利なのですが、使っているパッケージの情報がよくわからなかったので、infoの情報を一覧にしてみました。setuptoolsとpipは除いてあります。これらのモジュールがあれば、この書籍にあるプログラムは全部動くはず。自分でpyvenvでインストールしたいなら、pyvenvで環境を用意してから、pip install Flaskといった感じでインストールできるはずです。
Flask-0.10.1-py3.4.egg-info Flask_SQLAlchemy-2.0-py3.4.egg-info Flask_WTF-0.12-py3.4.egg-info Jinja2-2.7.3-py3.4.egg-info Jinja2-2.8.dist-info MarkupSafe-0.23-py3.4.egg-info PyMySQL-0.6.6.dist-info SQLAlchemy-1.0.8-py3.4.egg-info SQLAlchemy_Utils-0.30.16-py3.4.egg-info WTForms-2.0.2.dist-info WTForms_Alchemy-0.13.3-py3.4.egg-info WTForms_Components-0.9.7-py3.4.egg-info Werkzeug-0.10.4.dist-info coverage-3.7.1-py3.4.egg-info decorator-4.0.2.dist-info infinity-1.3-py3.4.egg-info intervals-0.3.1-py3.4.egg-info itsdangerous-0.24-py3.4.egg-info setuptools-2.1.dist-info six-1.9.0.dist-info validators-0.8-py3.4.egg-info
あまりきちんと説明してませんが、CDにはソースコードのアーカイブも同梱されていたので、仮想マシン環境がなくても勉強することはできるはずです。身近にいるPythonやLinuxがわかる人と一緒に勉強してみるといいと思いますよ!