Docker、mrubyが面白そう

WEB+DB PRESS Vol.79 をざっと読みました。

RubyプログラマならRuby 2.1の特集は読んでおくと良いでしょう。Ruby1.9、Ruby2.0どちらからも移行した方が良さそうです。

最近話題のDockerについての解説「Dockerによる軽量な仮想環境」も良かったです。VirtualBoxのような仮想マシンそのものを使う方がわかりやすいので、Dockerのような軽量仮想環境がどこまで受け入れられるかはわかりませんが、VirtualBoxを導入するのはちょっと大変と感じるようなときに活躍しそうです。いずれにせよ、環境構築のための仕組みというのが、ここのところ急速に整備されてきているので、各ツールが得意とする適用範囲というものを見極めて、適材適所で有効に利用できるように腕を磨いていくことが大切でしょう。興味はあるけどまだ様子見でいいという人は、DockerはRHEL7で標準搭載されるそうなので、それがリリースされるまで待ってもいいかもしれません。

意外に面白かったのがmruby。mod_mrubyで簡単にApacheモジュールが書けるようになるという事なので、これは嬉しい話です。Rubyを使ってApacheの拡張ができると聞くとやる気がでてくるRuby開発者は多いのではないでしょうか。Rubyで開発できたら簡単に実装できるような機能については、これで出来るようになります。もちろん、きちんとしたプロダクトを作るには、それなりにApacheモジュールの開発についての知識が必要なのでしょうが、手軽に実装して動作確認することができるというのは、開発のモチベーションを高めるのに大きな影響があります。

ということで、WEB+DB PRESS Vol.79 面白かったです。

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