10年後に何をして働いているか

10年後に何をして働いているかというと、基本的に変わらない気がするのですが、若いときとは違った働き方をしているのは確かなのだろうと考えています。

世の中、仕事、生活の中で、いろいろと不満に感じることやストレスに感じることが多いのですが、そういったものは気の持ちようでストレスにしなくても済むようにできるはずです。慣れてしまえば大したことがないものに対して、過度に反応をすると、精神的にも肉体的にもつらくなるので、人生観や幸福感といったものの基本となる考え方を従来の価値観にしばられないように再構築することに最近は興味があります。

興味の方向性が変わってきている理由は、最近の世の中を冷静にみたときに、成長することが前提のモデルというのは無理がありますし、年齢が高くなるにつれて成長することへの興味が減っていて、どちらかというと成熟する方へ気持ちが向かいやすくなっているからだと考えています。

日本の人口が減少することにより、従来と同じやり方で同じように稼ぐ、というのは難しくなってきていますから、これからはどの分野にいくとお金が儲けられて、どの分野にいくと生活が充実するのか、といったあたりを考えて、バランス良く生きていくことがポイントになりそうです。「満員電車の通勤に耐えて、夜遅くまで会社で仕事をするという都会の生活を若いときにしてお金を稼ぎ、老後に田舎でゆっくり過ごす」というモデルが一般的だと、なんとなくイメージしていましたが、これを実現するには日本全体の経済が成長していく必要があります。しかし、現実では労働人口の停滞と一緒に経済も停滞して、労働人口の減少に対応して経済成長も減少の傾向にありますから、このモデルを想定して人生を歩むというのは厳しそうですね。

ということで、いろいろと自分のスキルセットについて考えているのですが、必要十分なものがそろっていない気がしています。ということで、「ちきりん」さんのブログや書籍を読んで、いろいろと考えたり想像をしたりする毎日です。

ここ十数年は技術系の書籍をメインで読んでいましたが、こういう書籍も読むようにして、円熟度を高めていきたいですね。知識は得ることができても実践までいかないのが世の常ですが。

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