クラウドはクラウドであることに変わりはないが

PC時代を置き換えるパーソナルクラウド – 海外情勢を読み解く—-World IT Watch:ITpro」とか「【Interop】Zynga:「一般的な業務にはパブリッククラウドが、特定のビジネスには最適化されたプライベートクラウドが適している」 – インターネットコム」とか読むと、あいかわらずクラウドの定義があいまいで、何でもいいので、とりあえずクラウドといっておけば注目される、という感じがします。

個人でも自分が作成したデータは保存しておきたいと思うでしょうし、そのためには障害に強い環境を家庭内で構築したいと潜在的には考えているはずです。その環境の構築は意外と簡単にできるようになってきているのですが、なかなか実装されないというのが実情なのでしょう。システム部門がちょっと本気を出して、過去のしがらみもすべて捨てて新規に環境構築ができるとしたら、2週間もあればプライベートクラウド環境というのはできてしまうのではないだろうか。

まぁ、使っているものはいろいろありすぎて、そう単純にはいかないかもしれないのですが、各社員に仮想サーバを1台提供すればかなりのことが自由にできるんじゃないかなぁ、と思っていたりします。管理が大変といえば大変なのですが、どうせみんな専用パソコンはあるのだから、専用サーバも所有していいと思うのです。そういう意味で、「スマートフォン、タブレット、ノートPC、デスクトップPC、自分用サーバ、サービス提供用サーバ」というのをみんな持つようになるのではないかなぁ、と考えています。この中でサービス提供用サーバは他の人とやりとりをするために必要なものになるので、SaaSとかPaaSとかのレイヤで提供されているクラウドを使うようになるのだろうな、という考えです。自分用サーバは、IaaSで提供されるものを使うのか、VPSのようなものを使うのか、なかなか判断をするのは難しい気がします。

ただ、Zingaの例をみてみるとハイブリッドが良い、ということなので、利用目的に応じて「自分用サーバ、サービス提供用サーバ」というのは、どちらを重点的に利用するか変わってきそうです。

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