Bluetoothリモートシャッターをラズパイで使いたいなら日経Linux 2020年5月号を読もう!

日経Linux編集部より「日経Linux 2020年5月号」をいただきました。ありがとうございます。

さて、自分は「【特集2】あなたの知らないLinuxワザ30連発」の一部と「【特集6】 ラズパイで楽しむLinuxライフ ラズパイでBluetoothをフル活用」の執筆を担当させていただきました。目次は「日経Linux 2020年5月号|日経Linux」にあります。

今回、ラズパイで楽しむLinuxライフでは、ダイソーのBluetoothリモートシャッター AB Shutter3 を使っています。インターネット上で調べてみると、うまくペアリングができないものがあるということで、ペアリングができないものは不良品というような情報がありました。少し不安を感じながら自分は予備も含めて2つ購入してみたのですが、実はペアリングが2つともできなくて、慌てました。

それで、電池を交換すれば良いということだったので、試してみたところ、ペアリングができました。なので、電池の問題かと思ったのですが、再度試してみたところ、うまくペアリングができませんでした。動作確認のため、Raspbian側のBluetoothの情報を初期化することを何度もしていたのですが、安定したペアリングができなくて困りました。

不思議なことにUbuntuマシンやiPhoneなどとはAB Shutter3はペアリングが普通にできて動くので、bluezのバージョンを疑ってUbuntuでインストールされるバージョンにRaspbianのbluezのバージョンを合わせるとよいのかもしれないと、試してみたりもしました。

ところが、バージョンを変えてみても安定しないのと、RaspbianでのBluetoothはpi-bluetoothというパッケージを使っていることから、このパッケージ固有の問題のような気がしてきたので、ペアリングの手順を変えることを検討した方が良いと思うようになりました。

ということで記事に書いてあるような手順にすることにしたところ、安定してペアリングができるようになりました。Bluetoothの自動ペアリングは便利なのですが、うまく動作しない場合は原因がよくわからなくなります。今回、この手順なら大丈夫だろうと考えて、試してみたところきちんと動いたのでよかったです。

AB Shutter3は格安のBluetoothデバイスなので、ラズパイ用のリモートボタンとして非常に魅力的です。GPIOへスイッチをつけてもいいですが、無線の方がやっぱりスマートですからね。電池の値段も含めてコストパフォーマンスの評価は必要ですが、個人的にはこのデバイスの評価は高いです。興味を持たれたら、是非使ってみてもらいたいです。

さて、いつものとおり、ラズパイ関連商品を紹介しておきます。こちらもラズパイ4版にアップデートが必要なのですが、まだできていません…。

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