きれいなコードって何なのさ

ちまたで話題になっているようなので、読んでみた。


結局のところ「きれいなコードって何なのさ」というところに話はいきやすいので、本書も自分の理想とする「きれいなコード」への考え方と比較して、どうかなぁ、と思いながら読んでみると良いのだろう。個人的には、そこそこに面白いと思いながら読みましたが、プログラミング言語の進化とともに、「何が綺麗か」といった評価は変化していくのだろうな、と感慨深いものがあります。

コメントで伝えなければならないことが多いというのは、きっと綺麗なコードではないのだろうけど、共通で持っている知識や美意識に大きな差があると、やはり論争になるわけで、無駄な論争を避けるためには、コメントに冗長な説明は残しておいた方が良さそうな気がしたりもします。まぁ、キーワードと一緒に「Google検索してね」と書いておいても良いのですが…

「引数についての注意書きをコメントでつける」といったあたりも同意しつつ、こういうのを無駄だと思う人もいるのだろうなぁ、と考えたり。でも、突き詰めていくと、書籍の前書きにある「本書を読むにあたって」のようなものをコードにもつけるのがいい、という話にもなりがちですね…。「こういう感じでコードは書かれている」というスタイルなどの統一感があってこそ、はじめて読みやすくなるものなので。

とはいえ、こういったことを意識してコードを書くのと書かないのとでは、成果に大きな差がでてくるはずなので、やはり意識しながら、チームメンバが読みやすいと思うコードを記述出来るようになりたいものです。

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