Windows パソコンの購入にあたって考えたこと – 2022 年版

家族が使う Windows パソコンを購入したので、そのときに考えたことのメモです。大学や学部によっては、学校推奨のマシンというのもあるようですが、自分はいまのところ把握できていなくて、大学生協がお薦めするパソコンの方を参考にしています。4年間使うこと、バッテリーが長く持つこと、性能がそれなりにあること、みたいな点が基本的な評価軸になりました。

正直なところ、Office を使う分には CPU Celeron、メモリ 4GB、ストレージ容量(SSDやHDD)32GB といった感じで良い気がしていて、Chromebook で良いのではないかとも思うのですが、見たところ下記のようなマシンが推奨されている感じでした。ものすごいハイスペックな感じがします。

  • CPU: Intel Core i7 1195G7
  • メモリ容量:16GB
  • ストレージ容量:SSD:256GB
  • バッテリー駆動時間:24時間

理系なら、これぐらいはあった方が良さそうな感じはありますね。でも、理系なら自宅にメモリ 64GB のモンスターマシンをおいて、リモートから利用しつつ、成果物はクラウドストレージにおいて、学校へ持っていっているノートパソコンで共有するといった使い方をしたい感じがします。そう、持ち運ぶパソコンはバッテリーが長く持ち、ネットワークアクセスが出来ることに重点を置いて、高性能なマシンは自宅に置きっぱなしというのがコストパフォーマンスも良い使い方になると考えています。

ネットワークアクセスをするには、スマフォを格安 SIM で運用して、テザリング機能を使うのが良さそうです。IIJmio のギガプランだと 2000円/月 で 20GB/月 が使えるようなので、これと光回線の常時接続環境を用意して 7000円/月 程度で運用するというのが現実的に良い気がしています。モバイル回線と常時接続回線との組み合わせは色々ありますが、いずれにせよ、それなりに高額で常に発生する費用となるので、できるだけ安くしたいところなのが難しいところです。

ということで、モバイル回線だけで様子を見ようと考えて「常時接続環境は 4月はなしで 5月から必要なら用意」という方針にしました。それで、テザリングができるように新しい iPhone を購入しました。ここで、モバイル回線にいる状態で、「最新の iOS へアップデートしますか?」を「Yes」としたら、12 GB ぐらい持っていかれて、泣きました。たしかに macOS や iOS では OS のメジャーアップデートとかで結構なデータ転送が必要になることってありますよね… そういったデータのダウンロード作業は、自分が使うならスターバックスなどの AC アダプタがあって無料で利用できる Wi-Fi がある場所を利用して対応することができるのですが、あまり詳しくない人には、ハードルが高いです。いわゆるパケ死につながる可能性が高くなるので、それを考えたら 4000 円から 5000 円の常時接続回線使用料というのは見たほうが良いのかもしれません…

おっと、ネットワーク環境の話に脱線しました。パソコンのスペックへ話を戻します。パソコンの性能は、CPU の性能が高く、メモリの量が多く、ストレージ容量が多く、バッテリー駆動時間が長い方が良いわけですが、クラウド時代では複数のマシンを所有して用途に応じて使いこなすことが重要になるので、単体のマシン費用だけを見るのではなく、全体でかかる費用と、それから得ることができるパフォーマンスを検討して、どうするのかを決める必要があるというのが、最近のコンピュータ環境の構築において難しいところです。

少なくとも、スマフォとパソコンは所有するでしょうし、モバイル回線と常時接続回線も用意するというのが基本となるので、これらは基本インフラとして生活を設計するのが良さそうです。

といったところで、いざ、お店に行ってみたのですが、現物がありません… 取り寄せに2, 3週間みたいな話が出ていて「うわぁ」という感じでした。特にメモリ 16GB 搭載のマシンというのが少なくて、現物があるのは、どれも 8GB という感じ。たまに 16GB のものがあっても予算を軽くオーバーするハイスペックマシンで手が出ません。仕方がないので、メモリはあとで 16GB になるものにして、8GB でお手頃な値段感のあるものにすることにしました。4年間利用するという前提なので、それも考慮しています。バッテリー駆動時間については、長いものはモニタが小型になって使いにくい印象があったので、駆動時間が少なめでも画面は大きめのものにしました。オンライン授業もそれなりにあって、家で使うことも多いはずなので、15.6 inch は欲しいところです。本体が大きくなるので、持ち運びが少し大変になりますけど、12 inch とかだと、それタブレット? という感じがしてパソコンじゃなくて 2 in 1 のサブマシンという感じになります。「デスクトップマシン+ 2 in 1 マシン」という構成でもいいのですが、いまのところは狭い部屋で使う1台目なので、将来的には「15.6 inch ノートパソコン + 2 in 1 マシン」の構成にする方向ということで、メインマシンで使うなら、このあたり、という感じで決めました。文系や理系の大学1, 2年なら、こういう構成というのもありかなぁ、という感じです。

ちなみに Windows だと Home ではなく Pro にしたいところなのですけど、そうすると、さらに値段が上がるのですよね… Pro でしか使えない Windows Remote Desktop は魅力なのですが Chrome Remote Desktop で良い気もしています。ユーザー管理については Pro の方がドメインをきちんと分離して利用できる点が良いのですが、オンライン授業環境が普及してきている今は LDAP などを使ったローカルでのアカウント管理というのは廃れてきていて Google アカウントや Microsoft アカウントによるインターネット環境でのアカウント管理になってきている気がしていて、それなら Pro である必要もなさそうだなぁ、という感じです。そこはちょっと悩みます。

ということで、2022年のパソコン購入時に考えたことでした。

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