ニンテンドー3DSは終わっているといえるのか?

【ゲームコラム】申し訳ないが『ニンテンドー3DS』は終わったコンテンツ – ロケットニュース24(β)」という記事を読みました。

「SCEのように最高のスペックでゲーム機を開発していくべきだし、Wiiリモコンのような新しい遊びの提案よりも「ちゃんとしたテレビゲームらしいゲーム」を出すことに注力をしたほうが良い」という結論がでていますが、SCEの戦略が成功しているかどうかというのは疑問に思えるので、全体的な論調についても納得感がありません。なぜそう思うのかは、たぶんNintendo 3DS をいつか購入したい自分が思っているから「終わっている」と書かれると疑問に思うというのと、著者が比較対象としているものが成功しているとも思えないSCEのPSP(PlayStation Vitaの方かもしれませんが)だからです。「明確にいえば、『PlayStation Vita』(以下、PS Vita)が出るまでの命である。」といわれても、「え、そうなの?」と考えてしまいます。いま、世界的にはNintendo 3DSやPlayStation VitaのライバルはiPhoneであり、Androidであって、ゲーム端末同士で争っているわけではないはずです。PSPもモンスターハンターで盛り上がりはあったようですが、囲い込みたかったユーザがiPhoneに流れてしまったイメージがあり、世界的に大ヒットしたというわけではないのが、大きな問題になっています。

なんだかんだいって、Nintendoにはポケモン、マリオといったコンテンツがあるわけなので、この時点で「終わった」というのはどうかなぁ、と思いますし、Wiiとかもでた頃はキラーコンテンツがなくて寂しいものだったような記憶があります。ハードウェアだけで判断するというのは時期尚早で、キラーコンテンツがなさそうだ、というところの方が重要ですから、そこをもっと注目したいところです。「ちゃんとしたテレビゲームらしいゲーム」などといったものはいらないので、「楽しめるゲーム」という原点にそったものが欲しいですね。3GS回線を使うソーシャルネットワークゲーム専用機とか、そういうのを出してもらいたいなぁ、と思いました。

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