iPod touch を使ってスクラップ帳を作っています。印刷はしなくてもいいので画像データとして残しておいて、どんどん記録に残しているという方式です。気になる広告やビラとかをもらってきてもゴミになるだけなので、カメラで記録したら捨てるということにしています。おそらくスマートフォンを持っている人、デジカメを持っている人は、みんなやっていると思うのですが、iPod touch + MacBook のように超簡単に写真を残せる仕組みがあると、こういった行為が加速します。人によっては、Evernoteを使っていたりすると思いますが、あれはクラウドにデータがいってしまって、いつどういう使われ方をするのかわからないので、個人的にはライフログストアとしては使えないと思っています。そういう思い込みから使っていないのですが、使ってみたらまた意見が変わるかもしれません。
関連する話としては、「海外に置かれるメールサーバー、情報管理は大丈夫か? – スラッシュドット・ジャパン: 」のような件があります。クラウドを利用するリスクの例として下記が紹介されていました。詳細を知りたい場合は「クラウド時代の情報セキュリティ」を購入してみると良いそうです。
- データの物理的な格納場所が不明。格納された国の法律が適用される可能性がある
- サーバーに同居している他のデータが法律的に問題があって、友連れでサーバーを押収されてしまうリスク
「あるデータセンターで起きた嘘のような本当の事件:三輪信雄「ここが変だよみんなの対策」」という話もあって、「自前でやるのがいいですよ」という声もたくさんありますから、これからの時代はホームサーバとクラウドを組み合わせて使う方向にいくのだろうな、と勝手に思っています。情報の金持ちは自前で囲い込み、情報の貧乏人はクラウドへ預けてベンダーロックにかかって、ますます貧乏になる、といった話もありそうなので、そのあたりうまい解決策を見出したい所です。
ところで、Slash dot Japan を読んでいて、「中野区立図書館に寄せられた区民の声2010年9月分」といった話があるのも知りましたが、なんともはや、難しい時代となっていますね。