Web2.0

Web2.0はもう古いわけですが、ロングテールを捕捉してユーザニーズにあったものを提供するという視点から考えると、何も商品に限った話ではないと思うわけです。会社内で働いている人たちが使っているツールによって、やりとりされている情報や書類なども要するにトランザクションが発生していて、これまでの視点ではもっともシステム化が必要そうな部分について投資をして効率化をはかってきたわけですが、これからは一見するとシステム化の必要性がなさそうな部分だけど対応すると効率化がはかれるような部分を捕捉して対応できるようにするということが必要になるのでしょう。

その意味で、複数のMLを使って情報共有と情報流通の制御を行っていた運用の問題点を改善するにあたって、管理者だけ登録したMLだけを使う事による階層組織的なMLへ移行するという方法をとっている時点で、その組織は成長できないということを示しているのではないか、と心配になります。改善にあたって進むべき方向性は過去に通った道ではなく、新しい未知の世界へ続く道であるべきだし、Web2.0というワードで表される仮想世界の実装はすでに始まっていて、そこへ挑戦しようと思っているのなら、なおさら前に進むべきだろう。

もちろん、自分はどちらかというと立ち止まっている方なのだが、後退をしていくつもりはない。しかし、先端を進んでいきたいというメンタリティを標榜する人たちが実際に行っている振る舞いをみると、あまりにお粗末なのではないか、と思う今日この頃だったり。

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