PDCAの実行方法

Wikipediaの「PDCAサイクル」によると、PDCAとは次の通りです。

PDCAサイクル(ピーディーシーエー – 、PDCA cycle、plan-do-check-act cycle)は、事業活動における生産管理や品質管理などの管理業務を円滑に進める手法の一つ。Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の 4 段階を繰り返すことによって、業務を継続的に改善する。


書籍もいろいろあって、普及している概念です。ただし、なかなかうまく実行ができなくて困っている人は多いでしょう。

自分も機会があるごとに意識はしているものの、うまく実行ができないことがあります。全社的にPDCAサイクルを考えると大きな話になってしまいますが、身近な範囲でもPDCAサイクルを適用すると良さそうなことがたくさんありますから、そういうところから訓練しておくと良さそうです。

サイクルの起点をどこにすると良いのか考えると、新規のものについてはプランから開始でしょうし、既に実行しているものについてはチェックからでしょう。大抵のものはPDCAサイクルが出来上がっていないので、そこを構築するところからだと考えるとプランから始めるのが良いのかもしれません。

「1日の過ごし方」という視点から考えると、「1日の計画を朝に立てて(Plan)、実行して(Do)、寝る前にチェックして(Check)、明日やりたいことを書き出して(Action)寝る」というのが良いのですが、このサイクルがいまひとつうまく回らないことがあります。そんなときは、前日にCheckができなかったら、翌日はCheckから作業を再開するといったように、自分の生活スタイルにあった形で、どこからスタートをするのかを決めれば良いでしょう。

また、いくつかのプロジェクトを並行して進めたいことも多いはずです。あるプロジェクトについて、なんらかの事情で自分の作業を進めることができないタイミングがあると、その時間は他のプロジェクトへ時間を配分することができます。配分を最適化できれば、効率よく作業ができて、より高い生産性を発揮することができるはずです。プロジェクトごとにPDCAサイクルに必要な時間の流れ方は違いますから、それを考慮しながらの実施が必要になります。

こういったことを考えると、必ずしも「1日の過ごし方」という視点からサイクルを回す必要はなく、もっとフレキシブルにサイクルを回せるようになりたいところでしょう。GTD(Getting Things Done)を取り入れつつ、プロジェクト情報も考慮したTODOリストを作成しながら、PDCAサイクルを考えてみてはどうでしょうか。

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