Server

サーバ運用技術も日進月歩ですが、サービスを停止せずにバージョンアップをしたり、システム構成を工夫してダウンタイムを短縮したりする工夫は常に必要です。こういった工夫をして、お客さんが満足するサービスを提供できると、ソフトウェア開発とはまた違った喜びがあります。とはいえ、インフラは動いていて当たり前のようなイメージを持っている人が多いため、ちょっとでもサービスが停止すると、「こらっ」と言われてしまうことが多いかと思います。

ということで、「こらっ」とできるだけ言われないようにする方法を知りたくなるわけですが、下記の本はお薦めです。http://www.sssg.org/blogs/naoya/で紹介されていたので気になっていたのですが、先日本屋さんに寄ったところ積まれていたので、購入してざっくりと読んでみました。

・[24時間365日] サーバ/インフラを支える技術 ~スケーラビリティ、ハイパフォーマンス、省力運用

はてなやGoogleほど多くのサーバを使ったサービスというのは限られるので、ここで紹介されている技術をすべて使う場面に出会うことはなかなかないはずですが、どれもわかりやすい図と用語を使って説明されていて、しかも実践的なので、面白かったです。

耐障害性を高くするためには、サーバの台数を増やすしかないのですが、むやみに増やすと管理しきれなくなりますし、無駄も増えてしまいます。サービスに要求されていることと、それを実現するために必要なシステムは何か、を提案することができるようになるためには、ここに書いてある技術は理解しておくと役に立つでしょう。個別技術は書籍を読んでもらうとして、運用に興味がある人はとりあえず持っておいて損はないとお薦めしておきます。

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