PICを手軽に学ぶには

PICはいろいろな書籍が出ているので、本格的な資料をいくつか購入してみました。細かい説明を最初から読んでいくのは大変なので、ざっと眺めて、必要な所だけ細かく調べるという方法で、ある程度は動かせるようになりました。しかし、ちょっと難しいことをしようとしたり、チップを微妙に違う型番のものに変更したりするときに、基本知識がないと応用がきかないので、2、3時間で手軽に学べるものがないか調べてみました。

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入門書もいろいろあるのですが、なかなかMPLAB X + XC16 の組み合わせはないので、あきらめてアセンブリ言語でもいいからチップの基本がわかるものが良いだろうと考えて、下記を選んでみました。

抵抗やLEDなどのパーツはそこそこ手元にあるのですが書籍通りに部品を集めるのは手間がかかります。こういうキットはチップも含めて一式手に入るのがありがたいところです。本格派でやろうとすると、プリント基板から自分で作るとか、パーツはお店から自分で購入とかになります。時間がとれる場合は、自分で楽しみながら揃えていくことができますが、すぐにでも使いたいときは、そういうのも面倒に感じるものです。

内容もざっくりと眺めた感じでは簡単で説明も必要最低限のことしか書いていないので、これを読んで理解しておくと、本格的な書籍の内容も従来よりも速く理解できそうです。何事も基本が大切ですからね…。

最近のプログラミング言語の書籍では、本格的なものでも、最初にはやめぐりがあって基本を理解してから、個別の文法について詳細を説明するというパターンが多いのですが、PIC関係の書籍は最初に細かいスペックについて説明があって、その後に各機能を利用するサンプルが提示してあったりします。しかも、サンプルを全部動かすことができる汎用基盤というのを作ってある前提でのサンプルなので、一部の機能しか使わないときには、ちょっとわかりにくいと感じています。ということで、まだ本格的なPIC開発はできないので、基本の見直しからしてみようと思っています。本格的に開発をしたいわけではなく、ちょっとやってみたいことがあるだけなんですけどね…

ということで、このキットを参考にして、ざっと理解してみようと考えています。STEPが33もあるのと、手元の環境がMPLAB Xなので、そんなに簡単には終わらないかもしれませんが、新しい知識が増えることは嬉しいことなので、結構楽しくできそうです。

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