IPSJ Journal Vol.49 No.10

「学力低下は錯覚である」という本の書評が掲載されています。なかなか面白そうな内容なので、買って読んでみたいと思っています。書評を読んでいて、最近、「理系が社長になるような会社が世の中には必要だ」というような話をされたことを思い出しました。この手の論調は、理系を目指してもいいことがなさそうだから、理系が減っているということになる場合が多く、最終的には「理系は楽しいと思わせたい」ということになりそうです。「現状は、理系はつまらないと思わせる社会環境であるため、それが悪い」という話になっていくわけですが、経営センスも持った開発者というのはなかなか多くはいないはずなので、なんというのか、母数は多くなっても不幸になる人(途中で挫折する人)が多くなってしまうような気がするので、なんだかな、という気がします。単純に、深く考えて行動をするよりも、性急にことを進めることの方が良いことのような風潮があり、じっくり物事に取り組む必要がある物理学は評価されにくい、というだけの話だと思います。まとまりがない話になりましたが、備忘録として投稿しておきます。

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