Bind9をFedora Core 3 で動作させようとしたのですが、ちょっと苦労しました。追加したゾーンファイルを認識してくれなかったのです。Fedora Core 2 あたりから named は chroot されるようになったみたいで、普通に /var/named の下にゾーンファイルを置くのは駄目なようです。他のゾーンファイルを見習うと、/var/named/chroot/var/named にゾーンファイルを作って、/var/named にはソフトリンクしたものを用意するのが良さそうです。もうひとつ解決まで時間がかかった項目があります。それはSELinuxの設定です。これを有効にしていると named はもろに影響を受けるので、SELinuxの機能を無効にするか、SELinux を有効にしたまま真面目に設定をするかのどちらかになります。SELinuxを真面目に設定することにしたので、selinux-policy-targeted-sourcesをインストールしました。環境によってはselinux-policy-strict-sources のRPM が必要になります。Fedora Core 2 のときとはパッケージ名が変っているので注意しましょう。ディレクトリ構成も微妙にちがいます。ただし基本は変らないので、わかればそんなに難しくはありません。
これぐらいヒントがあれば、後はGoogleを頼りにして検索すれば、設定の仕方はわかるはずです。結局1日では出来なくて頭を冷やして2日かかってしまいました。もちろん他の作業もしながらでしたが、まさかこんなに時間がかかるとは予想していませんでした。OSのバージョンが変ると苦労するのはいつまでたっても変らないようです。やれやれ。Changes はやっぱりきちんと読むべきですね。