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いろいろあって、市の「生涯学習懇話会」なるものの委員をやっているわけですが、どうも方向性がはっきりしません。自由な議論ができるように、生涯学習課の方は配慮はされているのですが、お膳立てもしていて、それをひっくり返してみたら、委員の方がお膳立ての方を支持してしまうありさまです。それでは結局、生涯学習課の手のひらの上で踊らされるだけのような気がして疲れてしまいます。

まぁ、いろいろ言う前にリーダシップを発揮して議論を主導すれば良いのでしょうが、こちらに労力を費やせるほどの余裕はいまのところありません。イメージ的にはみんな、「駄目な人がいるから、助けてあげる」とか、「サービスが足りない」みたいな感じの発言が多いような感じで、どうもしっくりきません。駄目か否かは価値観の違いだから、助けるという話ではなく、相互理解をすすめるためにはどうするか、お互いが迷惑と感じない妥協点はどこか、を見いだすための環境やツールが必要なのですし、行政サービスが足りないのは、どこまでやれば満足するのか、という話もあるし、どのサービスが必要とされているのか、というのは市民が声を出さないとわからないので、市場リサーチみたいなことをしてから判断しないといけないと思うわけです。
みんな結構苦労しながらも自由に生きていて、その結果が現在のありさまなわけですから、その分析をせずして何か提言するといっても、あさっての方向を向いた提言になりそうです。もしくは抽象度の高いものになるのでしょう。何となく、押しつけがましくきれいな言葉をちりばめた実効性のない提言になりそうな気が今からしています。予想があたるかはずれるか、見届けてみたいと思います。

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