Strategy

忘年会で飲んだときの話です。UさんとVさんと3人で話をしていて、共通の知り合いのSさんとTさんの話がでました。そこで、「SさんにTさんはお似合いだと思うんだけど、どう思いますか?」という質問をUさんにされたときに、内心「いや、お似合いじゃないだろう」と思っていたのでそう答えようとした瞬間に、「ところで、hiro345さんはTさんに対してどうなんですか?」とたたみかけに質問をされて真っ白になりました。

人間、まったく予想だにしない質問を、予測できない時にされると答えられないものですね。質問を発した人が海千山千のUさんだったのも運の尽きでした。Vさんが同じ質問をしてきたら軽くいなせたような気がします。(あくまで気がするだけですが…)

話を単純にするために、「良い」か「悪い」かを答えるとするのですが、「良い」と答えたらきっと「浮気しているの?」と言われそうで、「悪い」と答えたら「なんでそんなに否定するの?あやしい」と言われそうだということが頭の中をよぎったため、結果として「答えない」という選択となりました。しかし、相手は海千山千のUさんなので、「良い」「悪い」「答えない」のどの戦略をとっても同じ結論を導くような気がして、何か答えなければと思ったのですが思考停止状態になってしまったのでした。予想は大当たりで、「答えない」という結果に対しては「hiro345さんはわかりやすい」という評価をされてしまいました。ここまで来ると禅問答的な感じになるのですが、とりあえず電車の時刻が近くなってしまい、戦線離脱となってしまいました。

その後、ここら付近までVさんがUさんを連れて店に行くことは大体予想できたので、先に店へ行って待ち受けていればリベンジも可能な気もしたのですが、そこまで人付き合い良くしていると家庭崩壊につながるので、アルコールをとばしてエネルギーを消費するために50分くらいかけて歩きながら家に帰りました。UさんとVさんは今頃ここら付近で飲んでいることでしょう。

何事も経験ですが、相手の予測を上回る戦略を瞬時に考え出せるような創造的な人になりたいもんです。経験値不足を痛感した忘年会でした。

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